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音声検索とは?音声検索のSEO(VSO)対策まとめ【2020年】
音声検索を知っていますか?本記事では、2020年以降で急増が予想されている音声検索のSEO(VSO)対策について解説します。

そんなお悩みを解決します。
【結論】
- 音声検索は2020年に急速に増加する可能性あり
- サイトや記事によっては、音声検索SEO(VSO)対策がチャンスになるかも
- まずは基本のSEO対策 & 音声検索の特徴を理解しておく
音声検索が普及するとSEOへの影響はどうなるのか、音声検索のSEOで取るべき対策について解説します。
本記事の内容
- 音声検索と音声検索の2020年動向
- 音声検索SEO(VSO)対策について
それでは解説していきます。
もくじ
音声検索とは?音声検索の2020年動向

音声検索とは
音声検索とは、パソコンやスマートフォンの端末、「スマートスピーカー」と呼ばれる専用のデバイスから音声による検索を行う方法です。
GoogleのGoogle Home、AppleのSiri、AmazonのAlexa、MicrosoftのCortanaというような音声検索に対応した端末もどんどん増えています。
例えば、iPhoneであれば、「Hey! Siri」というだけで検索の画面が表示され、「今日の天気は?」と質問すると答えが返ってきます。
PCであれば、音声検索のアイコンをクリックするだけで、同様に音声検索モードになります。
このように、従来のような文字の入力をせずに、「声だけ」で検索を行い、その結果を表示させることができます。
音声検索が使われるシーン
音声検索がよく使われるシーンとして、自宅や車の中といったプライベートな空間が多いのが特徴。
以下の、PwCの調査では、アメリカでは25歳~49歳の回答者の65%が「少なくとも1日に1回以上、音声検索などのアシスタント機能を利用」しています。
最近では、日本でもスマート家電といったIoTに対応した家電も増え、音声を使った家電やカーナビ操作ができる体験も増加していますよね。
利用シーンによっては、音声検索の利用は日本でも増えていく可能性があります。
音声検索の2020年動向
アメリカのVoicebotの記事では、2019年に音声検索に対応したスマートスピーカーの保有台数が39.8%増加しています。
このスマートスピーカーの保有によってアメリカでは音声検索が生活の身近なものになっています。
一方、日本では2019年の電通デジタルの調査 によると、保有率5.9%とまだ普及はしていません。
ただし、アメリカのマーケティング市場から2〜3年遅れている市場なので、今後5Gやデバイスが普及することで利用ユーザーが増えていくことが予想できるでしょう。
マーケティングはどう対応する?音声検索のSEO(VSO)とは
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マーケティングはどう対応する?音声検索のSEO(VSO)とは
検索となれば、企業のマーケターやブロガーなら気になるのはSEO対策です。
この音声検索でのSEOは、VSO(Voice Search Optimization)と呼ばれ、独自の傾向があります。
Backlinko社の2018年の調査によると、10,000件もの音声検索結果をまとめた際に以下の内容を発表しています。
1:ページ表示速度が主要な役割を果たしている
2:HTTPSで保護されているサイトが検索結果に多い
3:短く簡潔な回答が選ばれる
4:構造化マークアップは音声検索にはあまり影響がない
5:ドメインオーソリティーの高いサイトが選ばれやすい
6:ソーシャルメディアで人気であると選ばれやすい傾向がある
7:シンプルで読みやすいコンテンツが評価されやすい
8:titleタグに検索クエリが含まれている必要はない
9:長いテキストのコンテンツから回答を選ぶ場合がある
10:デスクトップPCによる検索で上位にあるコンテンツは回答として選ばれることが多い
11:強調スニペットとして表示されているサイトが選ばれやすい
出典: We Analyzed 10,000 Google Home Results. Here’s What We Learned About Voice Search SEO
基本的には、通常のSEOと重なる部分が多いですが、実は音声検索ならではの項目があります。
【音声検索独自の項目】
3:短く簡潔な回答が選ばれる
7:シンプルで読みやすいコンテンツが評価されやすい
次の章で、具体的にすべき音声検索のSEO対策について紹介します。
音声検索のSEO(VSO)対策まとめ【2020年】
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音声検索のSEO(VSO)対策まとめ【2020年】
音声検索のSEO(VSO)対策として取るべき対策まとめです。
音声検索のSEO(VSO)対策
【音声検索の特徴】
- ①ページの表示速度を早くする
- ②会話を意識した文章を入れる(会話テキストへの対応)
- ③お店の紹介などは正確な住所を入れる(ローカル検索への対応)
- ④2000〜3000文字にする(長い文章は音声検索表示されにくい)
①ページの表示速度を早くする
1つ目は、ページの表示速度を早くすること。
「ページ表示速度が主要な役割を果たしている」という項目からもわかる通り、表示されるページの表示を早くすることは重要です。
以下の対策を行い、ページを高速化しましょう。
- 画像を最適化する
- ソースコードを圧縮する
- 広告を減らす
- プラグインを減らす
- キャッシュを利用する
もし、ブログでWordPress(ワードプレス)を使っている場合は、以下の記事でWordPress(ワードプレス)の表示速度を高速化する具体的な方法を解説しています。
②会話を意識した文章を入れる(会話テキストへの対応)
2つ目は、会話テキストへの対応です。
音声検索では、単語の検索ではなく、文章での検索を行います。
例えば、渋谷でデートにおすすめなお店を探すとき。
- WEB検索の場合:「渋谷 デート おすすめ」
- 音声検索の場合:「渋谷でデートにおすすめなお店を教えて」
というように、会話形式/質問形式のような検索になりますよね。
このような会話形式の検索クエリを想定したテキストを用意しておくことが重要です。
③お店の紹介などは正確な住所を入れる(ローカル検索への対応)
3つ目は、ローカル検索への対応です。
音声検索の場合は、すぐに検索したいような状況、つまり地域のお店や道順といった内容が多いため、
例えばブログ記事内でお店の紹介などを行う場合は、地域やアクセス情報を正確に記載すると良いでしょう。
④2000〜3000文字にする(長い文章は音声検索表示されにくい)
4つ目は、長い文章にしないこと。
同調査では、平均2,312語が音声検索で上位表示されている結果が出ており、
ユーザーの検索ニーズに対して、短く簡単な内容が、音声検索結果の決め手になる可能性があります。
まとめ:基本のSEO対策+音声検索のSEO(VSO)を意識したコンテンツ制作をする
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まとめ:基本のSEO対策+音声検索のSEO(VSO)を意識したコンテンツ制作をする
結論として、これまでのSEO対策をまずしっかりやること。そのうえで、音声検索SEO(VSO)対策を加えるのが良いでしょう。
例えば、音声検索が増えるシーン(ドライブやキッチン)で検索結果を表示させたければ、音声検索SEO(VSO)の対策が効果を発揮する可能性はありますよね。
ふまえて、改めて、音声検索のSEO(VSO)対策のまとめです。
音声検索のSEO(VSO)対策
【音声検索の特徴】
- ①ページの表示速度を早くする
- ②会話を意識した文章を入れる(会話テキストへの対応)
- ③お店の紹介などは正確な住所を入れる(ローカル検索への対応)
- ④2000〜3000文字にする(長い文章は音声検索表示されにくい)
あくまで検索エンジンはGoogleが主であり、Googleはユーザーファーストを掲げています。
ユーザーの課題を解決できるコンテンツ作りをすること。
まずはユーザーファーストのコンテンツを作り、ベースとなるWEBでのSEO対策に加えて、音声検索でのSEO(VSO)対策を加えていくという流れが良いと思います。
音声検索にいち早く対応し、時代の流れを取っていきましょう!