2020年に必ず押さえておきたい!注目の「MaaS」とは?

2020年1月10日

「MaaS」という言葉を知っていますか?

2020年から2021年にかけて話題になる「MaaS」とは。

MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、日本語にすると「サービスとしての移動」という意味になります。

それだけ聞くとピンときませんが、人々の「モビリティ(Mobility)=移動」をサービスによって最適化し、便利にしていくという仕組みを指します。

具体的に見ていきましょう。

これまでの「移動」の現状

「移動」の不便さ

旅行に行く際、帰省する際、電車に乗ったり飛行機に乗ったり、複数の移動の手段を使って目的地に向かいます。

それらを跨いだ移動の「方法」は検索サービスを使って把握できるようになりましたが、実際に予約をしたりお金を支払う場合は、各事業者毎に手続きを進める必要があります。

JR一つ取ってみても会社が複数存在し、例えば、西日本で予約した切符を東日本で受け取る場合、受け取り場所が限定されてしまうなど、

不便な状況が起きています。

このような仕組みを、例えば手元のスマートフォン等から、検索~予約~支払をシームレスに一度に行えるようにし、利便性を大幅に高めたり、移動の効率化(交通渋滞の改善などの問題の解決)に役立てようとする考え方の上に立っているサービスが「MaaS」です。

「移動」に対する意識の変化

さらにより身近な例で言えば、ここ数年で、カーシェア、Uberなどのライドシェアも格段に広がりを見せていますが、これらもMaaSに含まれるものです。

タイムズ24株式会社の調査によると若者の約4割は公共交通機関との組み合わせ利用経験ありという調査結果も出ています。

http://www.times24.co.jp/news/2018/07/20180703-2.html

クルマを「所有」することから「利用」するものへ変化しているということです。

これは移動以外にも、音楽やファッションまで、いわゆる「サブスクサービス」の普及が背景にあります。

このようなシェアリングエコノミーの考え方、そしてサービスの普及の波が、「移動の進化」へとつながり始めています。

MaaSが導く「移動の進化」とは?

ではMaaSによって私たちの生活がどんな進化を遂げるのか。社会にどんな変化をもたらすのか。

具体的に海外、国内での事例を元に、紹介していきます。

MaaSの海外の先進事例:アプリ一つですべての交通手段が無制限で利用できる!

MaaS先進国フィンランドの事例です。

フィランドでは、フィンランドの運輸通信省が支援のもと、ウィム(Whim)というサービスが実用化されています。

 

出典:Whim

利用者はまず目的地を入力し、経路を検索します。すると公共交通機関やレンタカーなど様々な手段での移動方法が表示されます。

ここまでは日本国内でもよく使われるサービスです。

驚くべきは、その後決済を完了すればアプリの画面を見せるだけで、定額プランによってヘルシンキ内の交通手段をどれでも利用することができる移動の検索・予約・支払いが一つに集約されたアプリです。

そして実は、このウィム(Whim)が日本にも上陸。日本でのサービスを開始します。

https://whimapp.com/jp/package/coming-to-japan/

千葉・柏の葉で実験的にサービスを始め、サービスがスタートすると、アプリ上に市内のタクシー、バス、カーシェア、バイクシェアが目的地に応じて表示され、予約と支払いが一括でできるようになるとのこと。

これは非常に楽しみなサービスですね。

アジア:台湾での事例

また、ここアジアでも先進事例として「Men-GO(メンゴー)」というサービスが台湾にあります。

ウィム同様、いくつかの定額プランにより、MRT(地下鉄)、LRT(ライトレール:次世代型路面電車)、バス、シェアサイクル、タクシーなどが乗り放題で利用することができます。

国内事例:ソフトバンクとトヨタが立ち上げたMONET Technologies株式会社

国内では、2018年10月4日、トヨタ自動車とソフトバンクが設立を発表したMONET Technologies株式会社があります。

当社は、トヨタ自動車のコネクティッドカー情報基盤やソフトバンクの「IoTプラットフォーム」を連携させ、車体情報・走行情報・車内情報・搭載カメラ情報などの車両ログをデータとして集約し、それらを『MONETプラットフォーム』として移動の総合データベースを提供することを述べています。

自動運転技術の進化、移動データの活用

自動運転技術の拡大、高齢者の見守り運転などが普及することで、交通事故の低減・渋滞の軽減を減らすことができ、

また、営業や配送・運送の車両データを管理することで、ドライバーの安全と車両管理を効率化することができます。

そしてビジネスにおいては、このような「移動データ」を持つことができた企業は、移動データを自社サービスへ活用したり、販売するなどのモビリティビジネスとして新たな市場を牽引していくことが可能になります。

まとめ:MaaSが導く未来=今後の大きなビジネスチャンス

シェアリングエコノミーの考えが広がる中で、利用者としての便利さにはもちろん向上していくと思います。

私が個人的に注目するのは、その「移動」という市場でのビジネスチャンスは拡大の一途であるということ。2020年の5G普及によるIoTやAIの進化によって、さらにMaaS市場は今後確実に拡大していくと考えています。

https://nomad-lifedesign.com/learn229

MaaS市場における海外での先進事例や、国内の動きは、2020年特に注目しておくべきトピックではないでしょうか。

本ブログでも海外情報について調査して、投稿をしていきたいと思います。

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